最低賃金の力
2008年08月29日 19:07
先日ニュースで外国人研修生を時給350円で働かせていた
会社のことが報道されていました。
賃金については、最低賃金法という法律があります。
会社は、最低でもその法律に基づいて決められている以上の
賃金を支払わなければなりません。
最低賃金は各地域によって違いますが、現在のところ引き上げ
傾向にあって、兵庫県の地域別最低賃金は今は時給697円に
なっています。
でも、皆さんは不思議に思われませんか?
労働者が納得して働いているなら、時給は、別に600円でも
500円でもいいんじゃないの?
なんで国が法律でそこまで決めるの?
お互いが納得してたら、それでいいんじゃないのと。
実際、契約というのは、お互いが納得していれば、それでOK
のはずですよね。
それでも、あえて国が最低賃金を決めているのは、どういうこと
なんでしょうか?
それは、会社と労働者では、会社の方が立場が強く、労働者
は弱いという前提があるからなんです。
例えば、会社から時給500円で働いてくれと言われれば、弱い
立場の労働者の方では、断れないこともあるだろうということ
なんですね。
ですから、最低賃金を下回る賃金でお互いが納得して契約をした
としてもその契約は無効になります。
出るところに出れば会社は負けてしまいます。
これが最低賃金の力、威力なんですね。
